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祖父からのお金に関する重要なアドバイス

母方の祖父は、まだ私が小さかった時に自動車事故で命を落としてしまったので、話をする機会はありませんでした。
母から話を聞くにつけ、非常に先見の明があり、最も大事なことは何かを的確に判断できる人だったので、悩みごとの相談を持ち掛けるのに祖父ほど頼もしい人はいなかっただろうと、いつも残念に思ったものです。
そんな祖父が娘である母に口を酸っぱくして言っていたのが、金を貸してほしいと言ってきた相手には貸すと思うな、くれてやると思えということと、金はやってもハンコは絶対につくなというものでした。
貸したと思えば返さないと腹が立つが、くれてやったと思えばそこで関わりを切れると言います。
さらに祖父は、ハンコをつくということは連帯保証人になることを意味し、ハンコをついたが最後、借金の支払いをさせられるのは間違いないと知っていて、それだけはするなと子供たちに繰り返し言って聞かせたと言います。
これまでの人生でお金を貸してほしいと言われたのは信頼できる同僚からだけ、ハンコをついてほしいと言われたことは一度もありません。
今後の人生でもし遭遇したら、話をしたこともない祖父の教えのおかげで決してハンコをつくことはないと確信しています。

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